2012年春に、40日間でアメリカを横断したときの最終地点として過ごしたニューヨークで、初めてチキンオーバーライスというものを食べました。

当時は学生で貧乏旅行の中、安いしボリュームもあるので毎日のように食べて、どハマりしました。ホットでスパイシーでとても美味しかったのです。

​それから１０年経って、激務な建築家業をしながらお店を出したのは、またチキンオーバーライスを食べたいなぁと、ずっと思っていたからです。

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建物のオーナーさんとの契約の関係で2024年の3月までの営業ですが、

可能な限りいろんな方に食べてもらいたいと思って頑張ろうと思っています。

内装については、チキンオーバーライスに使う、ターメリックライス（黄色）、トマト（赤色）、グリーンリーフ（緑）のカラフルな彩色を際立たせるためマットな薄いグレーを採用し、壁・天井を仕上げています。また、木調の造作で統一させてシンプルな内装とし、建築模型やデザインプロダクトなどの展示が映えるようデザインしました。照明は薄いベージュで優しさのある温白色のものを採用しています。

道路に面して、テイクアウト用の受け渡し窓口を設け、盛り付けからスピード良く渡せるようにしました。ワンオペ営業を基本としているため、客席はカウンターのみとし、動線を大きくし客席への提供もスムーズにしています。
客席の一面には穴の大きい合板の有孔ボードを設け、木の棒を挿すことで自由な配置で、様々なものを展示できる什器としました。

店内の奥には、本業となるデザイン業務が出来るようデスクを設け、お店の様子を見ながら、すぐ対応が出来、飲食のお客さんもデザインのお客さんも気軽に入られるよう、兼業をサポートする設計になっています。

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追記（2023年1月）
おかげさまで、街では少し人気を頂いていて、提供にも自信がついてきました。味も少しづつ進化させて、納得のいくものを召し上がって頂いております。本業のデザイン業のかたわら、事業を拡大しようと計画し始めました。
また、進展がありましたらご報告致します。