亜南の別荘
Project no.25 (2024年12月 設計)
設計担当:Architect
設計期間:Designe Date
工事内容:Construction
用途 :Principal Use
構造 :Structure
敷地 :Building Site
敷地面積:Site Area
床面積 :Floor Area
要望内容:Demand
既存写真↓
田村 匡將
2024年09月~12月
改修+造園
店舗+事務所
鉄筋コンクリート造
東京都 八丈島
7197.79㎡ (2172.98坪)
217.10㎡(65.54坪)
1.既存の建物の壁を解体し、ワンルーム型の部屋にしたい
2.和のテイストと眺望を活かしたデザインにして欲しい
3.虫が絶対に入らないようにして欲しい


東京都の伊豆七島の最南にある ひょうたん島、八丈島。
40年前に保養所として建てられた建物を別荘にする計画です。
要望にある眺望ですが、本当に海の目の前にある建物なので、
東側の大海原、西側の八丈富士という素晴らしい敷地の中で
どのように計画・デザインしたら最大限の立地条件を引き出せるかを熟考しました。
鉄筋コンクリートの柱と梁のラーメン架構で造られていたため、
海と八丈富士の方角に大きな開口部を設けられそうだったので、
建具に効果的に施し計画しています。
海のそばでは塩害・強風、また豊かな自然の中では、虫の問題が付き纏います。自然に囲まれた土地というのは絶景なのですが、一方で住環境を整え快適に過ごせるよう計画する必要があるため、見えない箇所に工夫の多くが施されます。
写真に見える空間の見栄えはもちろん、目に見えない空気や光、熱をも設計することが、私の仕事の中で大事にしている核です。
設えについて:
落ち着いた和のテイストが欲しいとのことで、木調で全体を構成しています。洋式の空間である”白”はあまり使わず、どちらかというと日本の奥ゆかしさを取り入れた”黒”ぽい色で構成しています。また、海と山に挟まれた建物に自然を取り込んだ空間とするため、自然素材である砂・石・岩の渇き系の素材+対象となる水盤庭(バルコニー)の潤い系で構成することにしました。
また目に見えない要素である”風”を視覚的に空間化するため格子状の建具で空間を文節し、閉鎖感を無くしたデザインを施しました。

GALLERY
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